奥氷川神社は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征した際に建立した社が起源とされる。その後、860年に出雲族が「奥氷川大明神」として再興したと伝えられる。
1986年(明治2年)に「奥氷川神社」へ改称した。御祭神は、素戔嗚尊(すさのお)と奇稲田姫命(くしなだひめ)。古事記ではヤマタノオロチ退治のあとに夫婦となった2柱の神様で、災厄除け・縁結び・安産などのご利益がある。
境内には、大麻止乃豆天神(おおまとのつのてんじん)という天満宮が鎮座している。
社殿の左手にある御神木・氷川三本スギは、推定樹齢700年の杉の巨木。根元から3mくらいの高さで3本に分岐して、それぞれがまっすぐに伸びている。