月読神社は、松尾大社から南へ約400m離れた位置に鎮座する。月読神社(月讀神社)という名称の神社は、全国に少なくとも数十社あるが、このページで紹介するのは京都市西京区にある松尾大社摂社の月読神社について。
御祭神の月読尊(つきよみのみこと)は、日本神話ではアマテラス・ツクヨミ・スサノオの三きょうだいのひとりとして登場する。天照大神(あまてらすおおみかみ)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)は日本神話にたびたび登場するが、月読尊(つきよみのみこと)についてはほとんど語られていない。
境内には、子授け・安産のご神徳がある「月延の石(つきのべのいし)」がある。神功皇后が応神天皇を産む際にこの石で腹を撫でたところ安産であった。元は筑紫にあった石だが、舒明天皇の時代に月読神社に奉納されたと伝わる。境内に聖徳太子社が祀られているのは、聖徳太子が月読尊を崇敬していたことから。
創建は不詳だが、日本書紀では顕宗天皇の時代の487年と解釈できる。阿閉臣事代(あへのおみことしろ)に月神から神託があり、朝廷から提供された社地に祠を建てたとされる。856年に、水害を避けるため現在の位置に遷座された。