松尾大社は、標高223mの松尾山を御神体とする神社で、本殿は松尾山の麓に鎮座する。松尾山(まつおさん)は、別雷山(わけいかづちのやま)とも呼ばれる。
山中には巨岩があり、古来その場所を神様の降りる磐座(いわくら)として祭祀が行われていた。その後、文武天皇の時代の701年になって、秦忌寸都理(はたのいみきとり)が勧請して社殿が造られたと伝わる。
主祭神は、山の神様である大山咋神(おおやまくいのかみ)、および、水の神様である中津島姫命(なかつしまひめのみこと)の2柱。
社名は、古くは「松尾神社」と称されたが、1950年(昭和25年)8月30日に「松尾大社」と改称した。
渡来系氏族の秦氏(はたうじ)によって祀られてきた神社だが、秦氏は酒造技術にも優れており、中世以降には酒の神としても信仰されるようになった。現在も、日本全国の酒蔵などの醸造家から篤く信仰されている。
※2018年9月の台風の影響で、松尾山の磐座登拝道は修復不可能となり磐座登拝は廃止されている。