中禅寺は、784年に日光開山の勝道上人によって建立された。世界遺産「日光山輪王寺」の別院となっている。
中禅寺の御本尊「十一面千手観世音菩薩像」は、中禅寺湖上に出現された千手観音の御姿を勝道上人が桂の立木に彫ったものと伝わる。
この立木観音は、自然災害による土石流で湖底に一度沈んだが、そのあと浮きあがって引き上げられた。観音さまのご利益は諸願成就でどんな願いでも叶えてくださる。さらに、この奇跡にあやかって復活再生や立ち直りを願う人もいる。
境内には「身代わりの瘤」ができた杉の木がある。この瘤は、参拝者の病気の身代わりで大きくなったとされ、身体の治したいところを触ってから祈願すると病気平癒にご利益がある。
愛染堂に祀られる愛染観音を参拝すれば、縁結びのご利益がある。