日光東照宮の主祭神は、徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)。隣接する輪王寺は奈良時代に開かれており、山岳修行が行われる神聖な修験道の場とされてきた。
このエリアは古来より霊力ある土地とされ、江戸城にこの土地のパワーを送るため、日光東照宮は正確に南向きではなく、あえて6度ずらして造られている。
陽明門には彫刻の模様が逆向きになった逆柱が1本ある。これは完成させてしまうと崩壊が始まるという考えから、あえて未完成の状態にしている。
神厩舎の長押の三猿(見ざる、聞かざる、言わざる)が有名だが、実際には全部で16匹の猿が彫られており、全体で人の一生が表現されている。
盤石の体制を築いた徳川家の哲学が随所に隠れており、徳川家康の知性と凄みが感じられる。