出羽三山神社は、出羽三山を祭神とする3つの神社の総称。
出羽三山神社に参拝する場合、羽黒山の頂上に鎮座する出羽神社(いではじんじゃ)の三神合祭殿にお参りするのが一般的。こちら一箇所で、3社の神様に参拝したことになる。
出羽三山とは、月山(1984m)・羽黒山(414m)・湯殿山(1500m)のこと。それぞれに月山神社・出羽神社・湯殿山神社が鎮座する。これら3社を総称して出羽三山神社と呼ぶ。
出羽三山は、古来から山岳信仰の対象とされてきた。修験者の信仰を集める神聖な場所であり、現代においても霊山のエネルギーをいただけるパワースポットとして人気が高い。
出羽三山神社の参道は、随神門(ずいしんもん)から始まる。この辺りから、出羽三山のひとつ羽黒山の神域に入っていくことになる。
参道途中の杉の巨木のなかに立つ五重塔は、室町時代の1372年に再建されたもの。羽黒山で最古の木造建築で、国宝にも指定されている。