二見興玉神社は、伊勢湾に面した二見浦(ふたみがうら)に鎮座する神社で、夫婦岩(めおといわ)が祀られていることで知られる。主祭神の猿田彦大神(さるたひこのかみ)は、天孫降臨の際にニニギの道案内を務めたとされる神様で、その役割を終えた後にアメノウズメと結婚した。
夫婦岩から数百メートル離れた沖合には、興玉神石(おきたましんせき)と呼ばれる石が海中に沈んでいる。天孫降臨の際にこの石の上に猿田彦大神が立ったとか、猿田彦大神の化身とも伝わる。
興玉神石は「二見興玉神社」という社名の由来にもなっている。いまは海中に沈んでしまって、その姿を見ることができない興玉神石だが、過去には確かに存在していた。江戸時代に起きた2度の地震により、完全に海中に沈んだと伝わる。
カエルは、猿田彦大神の使いとされる。境内にあるたくさんのカエル像は、この神社を信仰する人々が奉納したもの。
夫婦岩は、日の神様と興玉神石を拝むための鳥居と見なされている。夫婦岩の間から御来光が昇るのは夏至の前後約4ヵ月で、冬季には夫婦岩の間からは御来光は昇らないとのこと。