熱田神宮は、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を祀る神社として知られる。草薙神剣が熱田の地に鎮座して、それを祀ったことが熱田神宮の始まり。
草薙神剣は、日本神話でスサノオが出雲国で退治したヤマタノオロチの尾から出てきた剣とされる。この神剣はスサノオから高天原のアマテラスに献上され、さらに天孫降臨するニニギノミコトに託されて地上に降りた。
神剣はいったん伊勢神宮に納められた後、伊勢神宮のヤマトヒメノミコトから東征に向かうヤマトタケルに託された。ヤマトタケルの死後、妻のミヤズヒメと尾張氏が草薙剣を熱田の地で祀るようになった。
熱田神宮の創建年については諸説あるが、草薙剣の創祀が景行天皇43年(西暦113年)で、熱田社の創建が仲哀天皇の元年頃(西暦192年頃)とも伝わる。
主祭神は、熱田大神(あつたのおおかみ)。熱田大神は、三種の神器のひとつである草薙神剣を御霊代としてよらせる天照大神(あまてらすおおかみ)とされる。つまり、熱田大神の中身は天照大神であり、草薙神剣はその憑代と言える。